左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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コンマ数秒の世界で働くのは本能だけ
「打っていいストライクと、打ってはいけないストライク」

さすがはGOD、95年の打点王は言うことが違う。ズレータが直行から放ったホームランの場面で残したコメントなわけですが。
「好球必打」とよく言いますが、その反対の行為って意外に難しいんですよね。「何でそんな球振るんだ!?」という場面ってたくさんありますが、振っちゃうんですよ。いや、そこで振らないのがいい打者なんですけど。今でも思い出すのは、松坂が無安打無失点を演じた98年の甲子園決勝。最後の打者を三振に切って取ったスライダーは「超」がつく程のクソボール。空振りしたバットの距離は凄まじいものがありました。


本能を理性で抑制するのが人間だと思うんですが、コンマ数秒の世界では理性すら働かないんですよね。本能で動くしかない。というか勝手に動いている。色々考えて打席に入っても、ピッチャーの指からボールが離れた瞬間、思考能力はストップするのが普通。もっと言うと、このわずかな時間では人間の思考能力は機能しません。

『21世紀の野球理論』の中で、宇野勝氏は「インパクトを凝視するのは、自然体の中で頭を上下させないため、つまりそうすれば適度にあごを引けていいフォームになる手助けになるから、という程度に考えてください。例えば100キロを超えるボールがあと1メートルのところまで近づいてくれば、そこからはもうちゃんと見ようが目を閉じようが、結果は同じです。人間の持つスピードでは対応できません。ボールをよく見るというのは、打つ瞬間ではなくピッチャーの手からボールが離れる瞬間に重きを置くことなのです。」と述べています。

本能で振り始めたバットは、本能で止める以外はありません。
「ストライクを打つ」ことよりも「ボール球を振らない」ことの方が圧倒的に難しいということですね。
冒頭のGODのコメントも同じ。「打っていいストライクと、打ってはいけないストライク」を判断するのは本能しかないのです。

「野球は頭でするもんだ!」と楽天・野村監督は言いますが、頭だけじゃ対応できないことって結構あったりします。そのバランスがまた野球の面白さなんですけどね。
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