左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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瀬戸山代表、裏側を語る
以前、経営企画室長・小寺昇二氏の経営セミナーの記事を書きましたが、今回は千葉商科大学の「リスクマネジメント講座 特別セミナー第2弾」として、瀬戸山隆三球団代表のセミナーに行ってきました。場所は全快と同じ丸ビル。

ある程度まとめた状態で書きますが、かなり裏話・ぶっちゃけ話をしてくれました。正直なところ「これ書いていいのか?」的な部分もあります。もしかしたらホークスファン、イーグルスファンの方にはお見苦しい部分もあるかもしれませんが、あえて紹介したいと思います。
脚色・誇大表現は一切していませんのでご理解の程を。
まずはダイエー時代の話から始まりました。

ご存知のように、瀬戸山代表はダイエーに入社後、精肉部門から叩き上げで今の地位まで登りつめてきました。故・中内功氏は「4兆円構想」の下、ワンマンでイケイケドンドンの経営戦略を進め、「麻薬と拳銃以外は何でもやる」という信念は野球にも及び、「勝つためには何でもやれ!」という考えだったようです。一時問題になったスパイ問題も、そういった考えからやったこと(つまり王監督の指示ではない)、と瀬戸山代表。

当時の関西の球団はスパイ行為が当たり前で、南海の本拠地・大阪球場の3塁側ベンチには盗聴器が仕掛けられていたそうです。「まぁ野村さんがよくやっていましたが…」と瀬戸山代表が楽天・野村監督を例に出していました。まぁ『野球は頭でするもんだ!』に於いて「何を隠そう、私自身もスパイ作戦の陣頭指揮をとったことがある。」と言っているように、南海時代は結構やってたみたいですね。ちなみに同書によると、外野からの「のぞき」を最初にやったのは西鉄を率いた故・三原氏のようです。

こんなスパイ行為の他にも、瀬戸山代表自身「こんなことやっていいのか?」と思うのもあったそうです。それぐらい中内氏の勝利への執念は凄かったのでしょう。
それにしても「現場復帰した野村さんが、また何かやるかもしれませんけどねw」って…あんまりシャレになってませんよ。


で、そんなこんなでダイエー時代に実績を残した瀬戸山代表が、重光オーナーからアプローチを受けるわけです。最初に会った時、重光オーナーは「恥ずかしい話だが、ロッテ球団は赤字が40億円ある。これを20億円にまで減らしたい。」と切り出され、「福岡は(客が)入ってるよね。ウチは本当に千葉のままでいいのか…」と漏らしていたそうです。重光さん、千葉を離れようとしていたんですか…orz
球団としては「千葉vs福岡」の構図を描いていたようです。

それがボビーを招聘したことでガラッと変わります。
瀬戸山代表は「2004年、ボビーは本当に良い指導をした。もちろん昨年も。チームをシーズンの最後まで戦う集団にしてくれた。」と評し、ボビーの素晴らしさを具体的に3つ挙げています。

ファンサービス(ファン第一の精神)
試合開始ギリギリまでサインをし、地域のイベントには積極的に顔を出す。つい先日も13時開始のオープン戦前に、千葉そごうのイベントに参加しています。こういった積極的なファンサービスに選手が触発され、選手のファンサービスへの意識が高まったとのこと。

選手・コーチ・スタッフとの綿密なコミュニケーション
常に「この人は何か言いたい事があるんじゃないか」という思いを持っており、同じ目線でコミュニケーションを取る。それも弱い立場の人ほどより誠実に接するそうです。逆に立場の強い人には結構言ってくるそうで、この日の朝も「小林宏之が内転筋を痛めたって?WBCで使わないなら早く返してもらうように王監督に言ってくれ!」という電話があったそうです。(ちなみに宏之の件は未確認です。マジだったらorz)

指導方法が科学的で論理的
統計アナリストのプポ氏を雇い、データを駆使して、ビデオ等のビジュアルでわかりやすく指導する。西岡もボビーと一緒にビデオを見て研究し、「こうやってみたらいいじゃないか?」というアドバイスで打撃が一気に上達したそうです。

そのボビー、野村氏の現場復帰にはあまりいい思いはないようです。「70歳という重鎮とも呼べる野村さんが監督になると、選手が萎縮してしまう。監督が選手を下に見るような環境はよくない。」という思いがボビーにあるようです。ただ、野村監督云々ではなく、あくまで「選手とお同じ目線で」というボビーの信念からくるものだと俺は思っています。
あ、去年のキャンプで選手がイヤホン付けてましたよね。あれ、後で選手に「何でもいいから、聞こえたことをレポートにしてくれ」と言ったら、「マリンで優勝した歓喜の声」「優勝を喜ぶ家族・ファンの声」といった、優勝関連の内容が8割を占めたそうです。

 
さて、40億円もの赤字を背負っていたロッテ球団。瀬戸山代表は「金を使う時は使う」とオーナーに進言したそうです。
例えばスカウトが地方に行く時。タクシーを使う場合は球団への事前の許可が必要だったらしく、「そんなことで金をケチらないでくれ」として廃止。
また、当時まだ1.5軍だった今江・西岡の環境にも言及。浦和の寮と幕張の往復は時間が掛かり、練習時間があまり取れない環境だったのに対し、ホークス・川崎は1軍の試合後に育成コーチの下、2時間以上練習していました。その間、今江と西岡は通勤(帰宅)途中です。これはイカンと思った瀬戸山代表、オーナーに「今江と西岡を幕張プリンスホテルに泊めて、試合後の練習時間を確保させて欲しい」と話し、特別待遇の許可をもらったそうです。
ここで瀬戸山代表が連れてきたのが、高橋慶彦コーチ。何と契約の中に「手足を出したら(要は鉄拳制裁)即クビ」という項目もあったそうです(ダイエーのコーチ時代は結構あったらしいです)。

こうして「40億の赤字を減らすためには、1億増える(投資)することを恐れてはいけない」という考えの下、金を使う時は使った結果、去年はざっと30億円くらいにまで赤字は減ったそうです。
もちろん「顔出せ・声出せ・頭下げ」というように営業部隊を積極的に動かし、広告の獲得や商店街のキャンペーン要請などの努力も大きかったとのこと。
こうして地域・地域のVIP(イオン等の幕張界隈の企業)・ロッテグループからの期待が、選手を発奮させた要因のひとつであったようです。


また、戦力について少しだけも言及していました。
「今年は主力が3人出てしまいました。イ・スンヨプ、小坂、セラフィニ。しかし、チームは新陳代謝をしていかなくてはいけません。去年アジアを制しましたが、楽観などしていません。」

主力が3人出てしまいました?

出てしまいました?


小坂は出されたんだろーが!


…と叫びたかったんですが、そこは俺も大人(精神年齢は別)ですから、怒りをこめてペンを走らせたわけですが。
スンヨプについては、オーナーが自分自身の韓国でのメンツも考えて「2億5千万までは出してもいいだろう」としていたそうですが、代理人の3億要求にはとても応えられなかったとのこと。正解です。「3億も出したら福浦が怒っちゃいますよ」とは瀬戸山代表。


最後に、あまり書きたくないことを。
これは話の流れで出てきたことなんですが、背番号26番について。何故かファンの背番号として欠番にされていますが、ご存知の通り元々は強盗殺人を犯した小川博の背番号。
この事件が発覚した時、既に球団とは関係のない存在ではありますが、球団は「事態が事態だから、とりあえず欠番にした方がいいのではないか」となったそうです。皮肉にもビッグフラッグが話題となり、ファンが「26番目の戦士」と呼ばれるようになってきたことを受けて「同じ欠番にするなら、良い方の意味がいい」ということで、めでたく「ファンの背番号」として26は欠番になったらしいです。瀬戸山代表はそれを笑いながら話していたわけです…

orz


まぁ、何はともあれいい意味でも悪い意味でも貴重な裏話が聞けたということです。改めて言っておきますが、脚色・誇大表現は一切していませんのでご理解の程を。


・おまけ
今回もお土産をもらったんで、一応アップしておきます。

20060311144955.jpg
優勝記念ガム

20060311145055.jpg
プチタオル(大)

20060311145034.jpg
プチタオル(小)
コメント
この記事へのコメント
26については、知ってる人は黙ってる、知らない人はそれでいい、的な感じですね。

攻めの経営ってのは、ダイエー時代の実績から来るものでしょうね。特に、アピールして何ぼの業種は、ここをケチったら後は右肩下がる一方ですから。木更津で講演しないかなぁ・・・ウチノシャチョウニモイッテk(自粛


というか、宏之orz
2006/03/12(日) 18:24:08 | URL | rat26 #-[ 編集]
>rat26さん
何だかんだ言ってもこの人がフロントを変えたわけですからね。
本人も言ってましたが、「ルールに乗っ取って、キッチリとした対応をする素晴らしい会社」というロッテに於いては、文字通り起爆剤になったというわけですね。

まぁ攻めすぎるくらいがロッテにはいいのかもしれませんが…
2006/03/12(日) 22:21:02 | URL | くっきー #-[ 編集]
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