左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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神宮大会決勝の最終打席で見た名勝負
どうも、明けたようでして。おめでとうです。
さて、新年早々嬉しいニュースが飛び込んできています。

ダル宿敵早大・松本をハムがドラフト指名検討(ニッカン)
ロッテ“ダルキラー”松本指名に全力(スポニチ)

えー、早大・松本啓二朗のニュースです。まぁ、確実にドラフトに引っ掛かる選手なんでしょうが、実際にこういった記事が出るのは初めてではないでしょうか。

2つの記事を見ても分かるとおり、やはり甲子園でダルビッシュと投げ合ったのが一番のインパクトなんでしょうか。延長10回の末の雨中大決戦でしたし、「あの」ダルビッシュに投げ勝ったのは、もはや語り草なんでしょう。

ご存知のとおり早大に進学してからは野手に転向したわけですが、今や六大学を代表するアベレージヒッターです。彼の打撃を生で一回、テレビで何度も見ていますが、分かりやすく言えばロッテの福浦みたいなタイプですかね。広角に打てる打撃、特に逆方向の左中間に放つライナーが魅力的ですね。悪い時はリアルでセカンドゴロ量産マシン。構えはかなりカッコいい。

守備はあまり見る機会がないのですが、元投手とあって肩はかなり強いですね。送球は低く、正確。捕球の方は…並だと思います。


で、さっきsky-Aスポーツで神宮大会決勝戦(東洋大-早大)の再放送をやっていまして。何かお試し期間?みたいで、運良く見ることができまして。実は今回の神宮大会を見たのは昨日再放送していた準決勝と、今日再放送していた決勝が初めてだったりします。

結果はご存知のとおり東洋大・大場の完封劇で幕を閉じた今大会。140球を超えながらも早大打線を2安打に封じ、大学No.1投手の凄みを存分に見せ付けた試合でした。

いや、改めて見ると本当に凄まじいですね、大場は。底なしのスタミナはもちろんですが、ストレートが本当に凄い。画面を通しても、ストレートの凄みが伝わってきます。この日の球速はMAX146km/hだったと思うんですが、平均球速は140km/hくらいでしょうか。正直、球速表示よりも圧倒的に速い、というか「凄い」という印象。唐川のストレートも球速表示よりも速く感じるのだと思うのですが、大場のストレートもまさにそれ。ただ、唐川が快速球なら、大場は剛速球ですね。ここで唐川を例に出すのもどうかとは思いますが…


で、肝心の松本啓二朗です。
決勝戦では大場のストレートに全くタイミングが合わず、3打席中2三振を喫していました。特に7回の3打席目の三振はバットにかすりもしない、まさに「手も足も出ない」内容。むしろ大場凄みを演出してしまう打席になってしまいました。

ところが0-2で迎えた最終回一死1塁の最終打席。一打同点のこの打席で、俺は彼の凄さを見ました。
初球142km/h外角ストレートを見逃し、2球目143km/hのストレートファール。スライダー、ストレートと続けて外れ、カウント2-2。場内のあと1球コールの中、ここから大場の「魂のストレート」と松本の執念の対決です。
143km/h、142km/h、138km/hと、ストレートを立て続けにファール。145km/hのストレートが外れ、一度打席を外して迎えたカウント2-3からの144km/hストレートをまたファール。続く外よりのストレート(球速失念)をついに捕らえてセンター最深部まで運ぶも、大場のストレートにやや押されてフェンス手前であえなく捕られてしまいました。

この試合、3連投(過去2試合は完投)の大場に対して早大打線は全くといっていいほど歯が立ちませんでした。最後の力を振り絞ってきた大場はそれくらい凄かったのですが、1打席の中で10球も投げたのはこの松本の最終打席だけ。

俺が震えたのは、10球中9球がストレートの真っ向勝負だったこと。そして松本の5球のファールはカットしに行ったのではなく、あくまで打ちに行ったファールであったこと。
3連投の末、140球に迫る球数の中で見せた大場の魂のストレート。
そして広角に打ち分ける柔らかいバッティングが持ち味の松本が大学日本一を決める試合の最終回というヒリつくような緊張感の中で見せた、彼の意地と凄み。
ほとんどの人が知らないような対決だったかもしれませんが、間違いなく名勝負でした。

この打席を見なければ、俺は松本啓二朗を「万能タイプの、よくありがちな左投げ左打ちの選手」として今年も見ていたと思います。もちろん高いレベルでの話ではありますが、それまでの興味で終わっていたかな、と。


広島にドラフト3位で指名された丸(千葉経大附繋がり)の話をちょっとしますが、彼の魅力のひとつに「高校生離れした精神力と集中力」というのがあります。自分で壊した試合の終盤、自軍ベンチから「おい丸、わかってんだろうなー!」と檄を飛ばされ、恐ろしいまでの集中力で尻拭いをした昨春の県大会準決勝がいい例ですが、やはり技術以外に光るモノがあるのとないのでは、見る者の引き込まれ具合が違ってきます。丸は「高校生でありながら、高校生ではない雰囲気」がありました。

丸と同じではありませんが、この打席で松本に「意地と強さ」を感じました。今年は、松本啓二朗を見る時は今までとは違う見方が出来そうです。

今年の4月には弟・歩己の早大入学も決まっており、その刺激も手伝って今年の啓二朗は素晴らしい年になるんじゃないでしょうか。ドラフト云々は置いておいて、是非六大学で首位打者を獲得してほしいと思います。
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