左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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実は難しい「軟式の守備」
高校での硬式野球部引退から早10数年。それからはひたすら軟式の草野球をやってきました。一方で、小・中学校時代も軟式育ちなので、硬式でプレーした期間は高校の3年間のみです。

中学3年の夏の大会が終わり、野球部の先生から「野球の本当の面白さは硬式にある。せひ高校でも野球を続けて欲しい」と言われたことがありました。
その時は何のことか分かりませんでしたが、実際に硬式でプレーしてみると、なるほど、確かにそうだなと。とにかく自分で打った打球が「こんなに速く、遠くへ飛ぶのか」という快感。準硬式球が打てるバッティングセンターに行く機会があれば是非体感してもらいたいのですが、硬式球(まぁ準硬式球でも)をバットの芯で捕らえた時の感触というのは、メチャクチャ気持ちいいんです。正直、軟式球のそれとは比べ物になりません。
同時に、打球が速いということは守備も辛いということ。とにかく体中にアザが絶えることはありませんでした。1年の時にサード、2年の時にキャッチャーをやっていたので、「身体で止める」ポジションからすれば軟式が天国に思えましたね。

文字通り「野球の楽しさと辛さ」を体験できた硬式での3年間。
実はもうひとつ感じていたことがあるのです。


次は守備力を、MAXにする。史上初、軟式を捕らえきるグラブ、誕生(ミズノ)


別にミズノの新製品の紹介ではありません。むしろポケット部分に爪がついているという、ワケのわからないグラブです。よくこんなグラブで「ぜひこのグラブで守備の楽しさを感じてもらいたいです。」などと言えたもんだな…

とまぁ、グラブは置いといて。
結構いいこと書いてあるんですよ、このページ。

どれほど守備の名手でも、それがたとえプロの選手であっても、軟式野球で打球を確実にキャッチすることは難しい。なぜか。その最大の理由には、硬式と軟式の球の違いが挙げられる。軟らかい軟式ボールは硬式ボールに比べて反発力が高く、とくにスピードの遅い打球になるほどボールの反発係数が非常に大きくなってしまう。つまり、一見イージーに見える打ち損じのゴロを捕ろうとしても、グラブの中で打球が弾かれてしまうのだ。


実は俺が硬式で感じたもうひとつのこととは、「硬式球の方が捕球が簡単」ということなんです。
打球の速さ、バウンドの高さという意味ではなく、単純に「グラブでボールを捕る」こと自体、軟式より簡単。上記の引用文に書いてある通り、硬式球は反発係数が低いうえに、打球も速い。極端な話、グラブにボールが入れば「勝手にボールがグラブの中に収まってくれる」んです。

一方で、軟式球はどうか。
反発係数が高く、ゴムボールなので多少変形して飛んできます。速い打球なんかだと物凄いボールが潰れた状態で捕球せざるを得ない時もあるほど。つまりボールがグラブの中に入ったら「しっかりとグラブを閉じてボールを握る」ことが要求されるのです。グラブの閉じが甘いとグラブの中でボールが踊ってしまい、ファンブルや送球の遅れに繋がってしまいます。

ですから、軟式球のゴロを逆シングルで捌くというのは、実はかなり難しかったりするんです。逆シングルというのは、ただでさえシングルに比べてボールまでの距離感が掴みにくいのに、それにも増して軟式球では硬式以上にしっかりと握ることも要求される。
同じように、ショートバウンド・ハーフバウンドの捕球もまた然り。


俺も20年以上野球をやっていますから、軟式だろうと硬式だろうとグラブにボールが入れば「ボールを握る」ことは体が覚えていますし、無意識のレベルでやっています。
それでも、硬式の時代に「ボールをグラブに当てる」感覚を覚えてしまったので、草野球転向後は少し苦労した記憶があります。


あと、守備が上手くなりたい思っている人であれば、この文章は覚えておくといいでしょう。

また、捕球で大切なのは、ボールを当ててからグラブを閉じるまでの時間なんです。
もちろんボールを捕球する位置も関係しますが、守備の上手い人は、ボールを当ててから閉じるまでの時間が速いんです。


分かりますよね?
しっかりとグラブを閉じて、「グラブ越しにボールを握る」ことによって、しっかりと捕球できることに加え、次の送球への流れがスムーズになり、安定度が格段に上がります。ここでボールが踊っているようでは、捕球だけでなく、守備自体が踊ってしまいます。
是非「グラブを閉じる」「グラブ越しにボールを握る」感覚を養ってみてください。


あとは…そうですね、当然軟式の方がバウンドが高いので、より「足で捕る」ことが要求されます。以前も書きましたが、内野守備はいかに足を使えるかが重要になります。バウンドが高いということは「簡単なバウンドが多い」ということではありません。むしろ硬式の方がバウンドは低いものの、規則的な打球の軌道で、しかも打球が速い。つまり、軟式よりも足の重要性が低いのです。

もし草野球で内野ゴロでも常に全力疾走すれば、結構内野安打になると思います。それぐらい「バウンドが高い」というのはアウトにするのが難しいことなのです。打球の速さに慣れてしまいさえすれば、硬式の守備は皆さんが想像するほどでもなかったりするんですよ。俺はむしろ軟式の方が内野は大変だと思います。


とまぁ、軟式・硬式の両方を経験してくると、色んなことを体験できるものです。
もし「軟式=下手」「硬式=上手い」と思っている人がいれば、それは大きな間違いです。

断言しましょう。
「軟式は難しい」。
コメント
この記事へのコメント
お久しぶりです。
大変ご無沙汰しております。
今回の記事、非常に共感させられますね。
例の倅と時々草野球をするのですが、とにかくびっくりするほどやり辛そうにしてます。

まあ、私の場合どっちも下手なんでいいのですが・・・(笑)
しかし、こういった感覚を上手く言葉に出来るっていいなぁ・・・いつも感心させられます。
あ・・ダム話は”そそられ”ましたけど。
2007/11/29(木) 18:53:12 | URL | たい #cLn.jjQU[ 編集]
>たいさん
お久しぶりです。いつもコメントありがとうございます。
お褒めの言葉まで戴きまして…恐縮です。

実は草野球を始めてから「実は軟式は難しい」というのに気付いたんですよ。
打てばボールが変形してポップフライばかりだし、中学時代よりも苦労しました。
技術的・体力的なピークは当に過ぎていますが、草野球を始めて、また野球の奥深さを知った感じがします。

息子さん、来年3年生でしたっけ?いい思い出が残るといいですね。

ダムは…いいですよ、ダム。「大人の趣味」という感じで、オススメです。
2007/11/30(金) 00:11:18 | URL | くっきー #-[ 編集]
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