左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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終わってみれば「王者・ケイザイ」
さて、関東大会出場校が決まった昨日に引き続き、今日は決勝戦が天台行われました。

昨日のような千葉都市モノレールの大混雑を覚悟していたのですが、一転して今日は千葉駅からガラガラ。「安房が千葉県を制するかもしれない歴史的な日だというのに、千葉県の高校野球ファンは何をやっているんだッ!?」と思いつつ、快適なモノレールに朝から気分は上々。

というわけで、決勝戦です。

■決勝戦
安房 100 001 101│4
経済 003 030 22X│10

安房:佐野-鹿嶋
経済:吉野、内藤-谷

本塁打:吉野ソロ(経済)

※千葉経大附、48年振り2度目の秋優勝


王者はやはり強かった。この一言に尽きます。

というか、恐らく千葉経大附は関東大会出場を決めた時点で、この決勝戦は「絶対に優勝する」という意志は弱かったのだと思います。20人のベンチ入りメンバーのうち、実に17人を使いました。スキのない、小技を絡めての畳み掛けるような攻撃もなく、とにかく「打って勝つ」という考えが垣間見える試合でしたね。


試合は安房・佐野、千葉経大附・吉野の先発で始まります。
安房は初回に2番・渡辺のレフとフェンス直撃2塁打と4番・鹿嶋のタイムリーでいきなり先取点を奪います。スタンドも一気に盛り上がり、「安房の千葉県制覇」に期待が膨らみます。

経済の反撃は3回。先頭の9番・吉野が真ん中のストレートをレフトスタンドまで運んでまず同点。ピッチャーにホームランを打たれたのが効いたのか、この後の佐野はもう千葉経大附打線には歯が立たない状態。
続く重谷がライト前に運び、犠打の後に3番・谷がまたもレフトスタンド中段に運ぶ2ラン。
5回にもショートエラーを皮切りに、5番・稲葉、6番・伊藤の連続タイムリー等で3点を追加。

一方の安房ですが、5回に1死から3連打で満塁としますが、4番・鹿嶋が三振、5番・佐藤がショートゴロに倒れ、最大のチャンスをモノに出来ません。
8回から登板した千葉経大附のエース・内藤に対しては2イニングで4安打を浴びせ、3点を奪いますが、この点差をひっくり返すことは出来ませんでした。


昨日のエントリーで安房・佐野の「対左」をキーポイントに挙げましたが、スターティングメンバーに左を4人並べる千葉経大附打線に完璧に捕らえられてしまいましたね。
特に左という観点では、1番の重谷には3安打を打たれ、凡退した打席も含めて全てが弾丸ライナーのような打球でした。4番の内藤は無安打も、完璧に芯を食った大飛球を連発。改めて左バッターとの対戦には不安が残りました。
今日は全体的にコントロールが甘く、ストレートは中に入り、スライダーは外へ逃げ切れていない状態。これでは王者の打線に痛打されてしまいますね。
3回の谷の2ランはまだしも、先頭の吉野の同点ソロは明らかに配球ミス。かなり早く体が開く吉野は外のスライダーに全くタイミングが合わず、スライダー2球で簡単に追い込んだと思ったら、何故か真ん中のストレート。そりゃ打たれますわ。

一方の千葉経大附・吉野。130km/hくらいのストレートはあるものの、スライダーとカーブは並かと。コントロールは良かったですが、あまり印象に残らず。

8回から登板した内藤はちょっと厳しいですね。制球は定まらないし、球威もない。最大の武器とも言えるカーブ、スライダーは抜けていて、右打者に角度のある投球が全く出来ませんでした。安房打線に捕らえられて4安打3失点。
何というか、昨夏の決勝戦、9回サヨナラの場面で大前を抑えた姿は見られませんでしたね。


打撃陣についてですが、両チームとも「強打」と言えるでしょう。安房は岩澤、鹿嶋、佐藤、千葉経大附は重谷、谷、内藤辺りが特に振れていますが、両チームとも打線に切れ目がないですね。
千葉経大附に関して言えば、丸・大島を要した今夏の重量打線よりも恐いかもしれません。松本歩己のようなかき回すタイプがいないので、甲乙つけがたいですが。

それと、今日の勝敗を分けた要因のひとつに守備があります。今日の安房は2エラーでしたが、いわゆる「記録に残らないエラー」も多かった。特に二遊間がかなり不安定。勢いに乗っているうちはいいですが、今後上位での試合になれば、エラーひとつで試合が決まってきます。来夏までにとことん守備を鍛える必要がありますね。

そして守備といえば、「経済シフト」。ちょっと今日の写真を見てください。


お分かり頂けますか?
レフトは左中間に、センターは右中間寄りに(2塁塁審のすぐ左)、そしてライトは写真から切れてしまうほどファールラインに寄って(5mくらい)守っています。
これほど極端且つリスキーなシフトを敷くチームはそうないでしょう。でもって、これがこの2日間で恐いくらいハマってしまうんです。これまでもこのシフトで幾度となくピンチを凌いできたわけですが、長打コースがものの見事にアウトや単打に変わってしまうのです。
今日はショートの重谷もバッターによってかなり守備位置を変えてました。三遊間の一番深いところに守っていた時は、それはもうニ遊間はガラ空きなんてモンじゃありません。

ところが、8回から登板した内藤が安房打線に捕らえられ始める(右バッターには引っ張られまくってた)と、一転して通常の守備位置(世間で言う「定位置」)に戻ります。というか、松本監督がベンチから即座に指示を出していました。

「経済シフト」がある意味衝撃を与えてきましたが、状況によって的確に判断し、様々な形に変化させることが出来て初めて意味を成すのであって、その松本監督の判断力と、それを実行するバッテリーを始めとした守備陣が相成って、このシフトが完成するのでしょう。

昨日の東総工戦も今日の安房戦も、「終わってみれば経済」「気付いたら経済」という、千葉経大附の手の中で試合が進められているような感覚は、この「経済シフト」も大きな要因のひとつなんだと思います。



さて、関東大会は10月27日から栃木県で開催されます。5日間で4試合という超過密日程ですが、昨秋・今春の関東大会連覇中の千葉経大附には「3連覇」を期待したいですし、安房はぜひセンバツ出場の切符をもぎ取ってくることを願っています。
コメント
この記事へのコメント
経済が行っているシフトは他県の強豪校が行っているシフトです。
ですから経済シフトという名称は違和感があります。
まぁ、松本監督が習得したというならそうなのかもしれませんが。

安房高校は、関東大会出場を決めた時点で21世紀枠で甲子園出場はほぼ間違いないでしょう。
他に該当する学校がないようなので。
2007/10/08(月) 19:09:18 | URL | #z7XDr28E[ 編集]
コメントありがとうございます。

とりあえず千葉県では経済くらいしか見当たらないので(他にあったらすみません)、便宜上そう呼んでいるだけです。

安房の21世紀枠は誰もがそう思っているでしょう。俺は、出来れば一般枠での出場を期待しています。
2007/10/08(月) 20:15:56 | URL | くっきー #-[ 編集]
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2007/11/23(金) 14:34:14 | URL | みんな の プロフィール
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