左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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古豪の初出場、そして王者再び――
先日のドラフトの余韻覚めやらぬ中、熱戦が繰り広げられている千葉県秋季大会も今日が準決勝。つまりセンバツに向けた関東大会の出場校が決まるのです。

安房-木更津総合、千葉経大附-東総工という、「私立対公立」となった準決勝。

今夏ベスト4まで食い込み、「夏の千葉」を最も沸かせた古豪・安房。
今夏の準優勝校にして、今秋の大本命と言われている木更津総合。
近年の千葉県高校野球界に於いて「王者」の称号がふさわしい千葉経大附。
今春のベスト4、今夏ベスト8と、もはや「強豪校」の仲間入りを果たしている東総工。

10月初旬に似つかわしくない日差しの中、天台で行われた2試合を観戦してきました。

あぁ、関係ないですが、俺の2列前に先日広島からドラフト3位の指名を受けた千葉経大附の丸が母校の応援に来ていました。他校の選手からサインを頼まれ、気さくに応じてましたね。丸カッコいいよ丸。

■第1試合
安房 031 001 000│5
木総 000 000 130│4

安房:佐野-鹿嶋
木総:田中、長田、淡路、山口、古川-地引

本:佐藤ソロ(安房)


夏の快進撃はフロックなんかじゃないんですよ。実力ですよ。
ついに安房が初の秋季関東大会出場です。いやぁ、凄い!興奮しましたよ。第7ブロックの時代がすぐそこまで来ている感じです。

正直、圧倒的に木更津総合に分があると思っていました。何せ田中-地引という、今夏の準優勝バッテリーが残っているわけです。ピッチャーが最も重要な高校野球に於いて、このアドバンテージは大きい。しかし、安房は俺の予想を見事に裏切ってくれました。

初回、田中は3人で簡単に片付けます。「あぁ、やっぱり」と思ったのもつかの間、2回に2死満塁から1番・岩澤が走者一掃となる右中間3塁打で鮮やかに先制すると、3回には5番・佐藤がレフトへソロを放ち、ガッチリと流れを引き込みます。

今日の田中はスライダーが全部抜けて、全く威力を発揮していませんでした。必然的に安房はストレートを狙い打ちし、田中を2回2/3でノックアウト。終盤、木更津総合の反撃に苦しむも、5人を注ぎ込んだ木総投手陣から7安打5得点を奪い、見事な勝利を飾りました。

安房の先発、エースの佐野はかなりアウトステップをする右スリークォーター。ストレートは130km/hくらいでしょうか。最大の武器は右バッターの外角に逃げるスライダー。木総打線はこのスライダーをとにかく引っ掛けまくってましたね。それだけに、シュート回転するストレートをどれだけ内角に投げ込めるかが生命線になってくるでしょう。
7回辺りから明らかに球威が衰え、木総打線に捕らえられていましたので、終盤のスタミナは課題になってくるでしょう。

負けたとはいえ、木更津総合は強い。田中降板後も、エース級を4枚投入してくる豊富な投手陣。特に4番手で登板した山口は2種類のスライダーを駆使し、忘れた頃に130km/m台前半のストレートを内角にズドンと放り、2回を無安打に抑えました。また、5番手の古川は制球にやや難があるものの、140km/hに迫るようなストレートを投げ込みます。
佐野のスライダーに苦しんだ主力の3番・地引も、終盤にキッチリとスライダーを叩いてタイムリーを放っています。チームも12安打と、個々の能力は高い。

何より驚いたのはシートノック。内野手は各ポジションに2人づついたのですが、レギュラーも控えも守備のレベルが変わらないのです。非常に守備は堅いですね。来春・来夏の本命候補には変わりないでしょう。


■第2試合
東総 001 000 000│1
経済 000 000 02X│2

東総:高橋佑-杉山
経済:斎藤-谷


東総工、雪辱ならず――
今春の準決勝と同じ顔合わせとなった第2試合。「丸に始まり、まるで終わった」今春から早5ヶ月。今最も勢いに乗っている東総工が、「王者」千葉経大附をついに倒すかに注目された一戦。

結論から言えば、やはり「ケイザイ」は強かった。今日の試合は「王者」のそれだったという感じです。

試合は予想しなかった打撃戦。といっても、両チームともあと1本が出ない展開で、両先発が踏ん張る形が最後まで続きました。
現在「千葉県最強バッター」と言っても決して過言ではない東総工の3番・杉山が3回にライトへタイムリーを放って先制するも、金杉・菱木の4・5番がブレーキ。東総工の敗因のひとつとしては、中盤から歩かされ続けた杉山の後に1本が出なかったことでしょう。

高橋佑は相変わらず良かったです。最後まで球威の衰えは最小限で、スライダーのキレや外角へのストレートのコントロールも素晴らしかったです。

それ以上に、千葉経大附が強かったということです。

千葉経大附の先発・斎藤に手も足も出なかったわけではありません。東総工打線は杉山の2安打を始め、9安打を放っています。
ただ、松本監督の代名詞ともなっている「極端なシフト」がことごとくハマってしまいました。ライン際のヒッ性の打球は野手に阻まれ、普通なら1塁から3塁まで進めるコースが3塁で刺される。右中間を抜けているはずの打球も、センター正面へのヒットとなる。
すべては千葉経大附の手の中で試合が進められているような感覚さえ覚えました。

攻撃に関して言えば、5回の1死満塁でセカンドゴロゲッツー、6回の1死2,3塁で連続三振(共にカウント2-3でスライダーを空振り)、7回の2死2塁でやはりスライダーに空振り三振と、拙攻続き。逆の見方をすれば、高橋佑が死力を振り絞って踏ん張った、と言えるのですが。いや、確かにこの3イニングの高橋佑は凄かった。疲れが見え始める中、渾身のスライダーで切り抜けた時は、俺もガッツポーズが出てしまいました。

ただ、やはり最後は千葉経大附でした。「4度目の正直」となる8回1死2,3塁。途中出場の7番・久保田が高橋佑の投じたストレートをセンター前にはじき返し、決着をつけました。

千葉経大附はこの4イニングでスクイズを1回もやりませんでした。松本監督の考えは分かりませんが、最後の最後までスクイズを選択せずに逆転という結果に、「強い」という印象を持たずにはいられません。
粒は今夏より落ちますが、「松本野球」は健在です。

そして東総工の杉山。
今日は2打数2安打1打点3四球という内容。2安打はいずれも外角低め一杯のコースを逆方向にはじき返したもので、文字通り手が付けられません。3四球も、すべて勝負を避けた敬遠と同じです。
恐らく、今後も試合中盤以降は勝負を避けられることになるでしょう。本当にとんでもないバッターです。


明日の決勝は安房-千葉経大附というカード。
俺の予想では千葉経大附有利かな、という感じです。安房に優勝して欲しいですけどね。
佐野の「対左」が非常に気になるので、千葉経大附の4番・内藤との対決は見ものです。

そしてセンバツという点では、決勝に残った2チームはもちろん、東総工にも21世紀枠の可能性が残されています。まぁ、千葉県の推薦校の最有力候補は安房だとは思いますが。


さて、「秋の千葉」を制するのはどちらか――
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本日(6日)、「秋季千葉県高等学校野球県大会」の「準決勝」が「千葉県野球場」にて開催されました。(参照記事は「千葉県高等学校野球連盟」公式サイト)「準決勝」の2試合の結果は以下の通りです。φ(.. )1. 安房 5-4 木更津総合2. 千葉経大付 2-1 東総工この結果、「安
2007/10/07(日) 01:19:35 | Flower that blooms in snow
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