左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
リードについて
えーと、もうすぐ秋季県大会が始まる高校野球。

で、唐突ですが、高校野球(プロや社会人、大学もですが)を見る大きな楽しみに「シートノック」があります。
7分間に凝縮されるシートノックは、そのチームの実力を測るにはもってこいです。また、完成度の高いシートノックは、それ自体が芸術に近い感覚すら覚えます。

その中で、強豪校のシートノックによく見られるのが「内野のサード送球」。いわゆる「内野3つ」というヤツです。チームによってはゲッツーの回数を減らしてでも「内野3つ」を3周くらいするところもあります。

どうでしょう、内野ゴロで3塁刺殺という場面ってよく見ますか?見ないですよね。サード、ショートゴロは2塁走者は塁に戻り、セカンド、ファーストゴロは3塁に進塁。もちろんゴロのバウンドや打球の強さ・コースによりますけど、基本的には「0,1死2塁」では守備も走塁もセオリー化しているのが実情。
それでもシートノックで「内野3つ」を重視するチームは、俺的にはグッドチームです。

今日はそういうお話。


甲子園大会から1ヶ月が過ぎ、明らかに「今更感」が漂うのですが、とりあえず以下の記事をご覧ください。


センバツ覇者・常葉菊川が夏に残したインパクト(スポーツナビ)


甲子園春夏連覇に挑むも、ベスト4に終わった常葉菊川の記事です。
正直、常葉菊川自体はどうでもいいんです。どうでもいいなんて言ったら怒られますけど、まず「あぁ、面白いところに注目したな」というのが第一印象。同時に俺の考える走塁像、というか「リードの取り方」にピッタリだったんで、興味深く読みました。

とりあえず、特に注目すべき箇所は以下の部分。

 三塁走者はベースから2、3歩出る程度の小さめのリードから、投手のモーションと同時に第2リードで大きく出る。目安としては、三塁コーチャーズボックスの本塁寄りのラインから1、2歩、さらに本塁に寄ったところぐらいまで。スピードをつけて勢いよく飛び出しながら、打者のインパクトに足を合わせる。タイミング的には、バットがボールに当たる瞬間、右足が宙に浮いている感じだ。そこで、打球がゴロならゴー。フライ、ライナー、空振り、見逃しならバック。大きく出る分、戻るときはかなりの素早さが必要だ。


 ちなみに、このスタート練習は二塁走者時にも生きている。日南学園高戦で二塁走者の高野がショートゴロで三塁を奪う場面があったが、これも森下監督に言わせれば「いいスタートさえ切れば、ほとんどアウトにならない」。一般的には、自分より右側の打球は抜けてからゴーというのが定説だが、それは思い込み。常葉菊川高では、常にゴーだ。


そもそも「走者2塁の場面で、内野ゴロはゴー」という考え方自体がセオリーから外れています。逆に言えば、このセオリー自体が単なる思い込み、もっと言えば間違いであるとも思える内容。いや、内野ゴロは全てゴーという考え方は正しいのかは分かりません。ただこの発想、走塁理論は正しいと思います。


ちょっと話は逸れて、先述した俺の「リードの取り方」について。

俺が考えるリードとは、「第2リード」に集約されます。セットポジションから投球時までに取る最初のリード、つまり「第1リード」はさほど重要視はしていません。あぁ、盗塁やエンドランの時は別ですよ。あくまで走らない時のリードについてです。

第2リードの最大の利点は「スピードをつけてスタートに入れる」ということ。これは非常に大きい。単純な話ですが、「ヨーイドン」でスタートと、小刻みに勢いをつけてスタートするのでは、そのタイムの差は明らかです。

「いかに第2リードで勢いをつけ、インパクト時のスタートに入れるか」

これが俺の考えるリード論。第2リード時のまでの距離を考えた時、同じ距離をリードするのでも「第1リードを大きく、第2リードを小さく」よりも「第1リードを小さく、第2リードを大きく」の方が圧倒的にセーフになる確率が高いと思います。もちろんバッターが見逃したり、空振りした時の帰塁への反応も速くないとダメですけどね。帰塁が遅れれば、キャッチャーからの牽制球で刺される可能性がありますからね。

俺自身、ハッキリ言って足は遅いです。ただ、この「第2リード→スタート」の流れに関しては少しだけ自信があります。決して俊敏な方ではないので、第1リードは小さく取らざるを得ないのですが、その分第2リードは思い切って取ります。そして、とにかくバッターのインパクトの瞬間だけに集中します。

しかも2塁というのはキャッチャーからの牽制死のリスクが最も低い。単純に距離が長いですから。つまり、この第2リードの威力が最大限発揮できる場面なんです。外野手の正面へのヒットでも、本塁への生還がグッと近くなるのです。

決して難しいことではありません。誰でもできます。ただ、その意識を持っているかどうかだけです。草野球なら、よっぽど打球が速くない限り3塁でアウトになることはないでしょう。断言します。

「第2リードを思い切り取る。そしてバッターのインパクト(見逃し・空振り)の瞬間に全神経を集中させる。」

これ、やってみる価値はありますよ。


話を戻しましょう。

常葉菊川の走塁には、俺の考え方と同じ匂いがします。ただ、スタートまで踏み込んでるところは俺もまだまだですが。
ですから、この記事を読んだ時、常葉菊川の走塁理念に大きく共感できたわけです。

そして「思い切ったいいスタート」というのは、「思い切った第2リード」という準備段階があって実現できるということ。リードの極意とは、そこにあるんじゃないかなーと思います。

点を取る上で走塁力は欠かせません。重要なのは足の速さだけではないのです。判断能力やリードの仕方、好スタート等、身体能力以外の面が大きくモノを言います。それが野球の面白さのひとつでもあると思います。


更に冒頭に戻りましょう。

以上のことを踏まえれば、シートノックで「内野3つ」をキッチリやってくるチームがグッドチームというのはお分かりかと思います。まぁ、現実としていいチームかはまた別問題ですが、少なくとも「こういう走塁に備える」という意識でシートノックをしているのであれば、俺は「グッドチーム」だと思いますよ。

繰り返しますが、盗塁やエンドランの時は別ですからね。悪しからず。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。