左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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独断と偏見のプロレス論 ~小橋建太~
気晴らしも含めてこんなエントリーを。

ごく一部の方はご存知だと思いますが、プロレス好きです。専門は四天王時代の全日。俄かとか言わないように。基本的に三沢信者ではありますが、最近はパッタリと見なくなってしまいました…
ちなみにその中で一番衝撃を受けた試合は93年7月29日の三沢vs川田戦(投げっぱなしジャーマン3連発→半失神状態の川田をムリヤリ起こしてタイガースプレックス)。

まぁそんな感じなんですが、俺もプロレスに関しては持論がありまして。で、今回は小橋建太をテーマに書いてみようかなと思います。
豪腕ラリアット、マシンガンチョップ、ムーンサルト、ローリングクレイドル…
彼を語る際に確実に出てくるであろう技の数々。鍛え上げられた肉体に、日本人離れした攻撃力とパワー。まさに「動」で表現されるレスラー。
川田をラリアット5連発の末にねじ伏せた三冠戦。シリーズ開幕戦の後楽園ホールで三沢相手に初公開した驚愕のバーニングハンマー。蝶野を戦闘不能に追い込んだ鬼のハーフネルソン連発。毎試合繰り出す滞空時間の長いブレーンバスター。そーいや三沢・小橋という反則タッグも組んでたっけ。
まぁ印象的なシーンが本当に多い選手ですね。膝の故障から復帰し、近年では「絶対王者」と呼ばれてGHCに君臨していましたね。

で、俺にとっての小橋建太ですが。攻撃よりも、むしろ「受け」の印象が強いです。その象徴として、記憶にも新しい2003年3月1日、日本武道館でのGHC。誰もが衝撃を受けたであろう、三沢の花道から場外へのタイガースプレックスが放たれた試合。
ある意味「プロレスもとうとうここまで来たか」というこの場面に、俺は小橋の真の魅力を感じたのです。まぁ、あそこで場外にタイガースープレックスをかますことを決断した三沢も凄いんですが。

“プロレスラーのプロレスラーたる所以は「受け」である”
俺のプロレス論の根底を成す考え方です。生前の馬場さんもよく「受身」という言葉を口にしてたものです。プロレスごっこなら小学生でもできるわけですからね。技を受け切ってナンボということです。永六輔曰く「プロレスは命を懸けたショーである」とはまさにその通りだと思います。要は「受け」が存在しないとプロレスにならないわけですね。
ところが、「受け」を回避することが美徳とされるケースもあるんですよね。避ける、かわす、いなす。あぁ、小川良成が目に浮かんできますね。彼の魅力のひとつですね。試合の組み立てなど、総じて「インサイドワークに定評あり」と称されています。特にジュニアの選手がヘビーの選手と対戦する時はよく見られる光景です。もちろん小川はきっちりと受け切る選手ということは分かっていますよ。
そしてヘビー級同士でもその美徳が適用される場合があります。いわゆる必殺技等の大技を仕掛ける時ですね。「ここでこの技が決まれば…」という時、あっさりと技が決まってしまってもどこか盛り上がりに欠けます。実際、上記のGHC戦で三沢はエメラルド・フロウジョンを返された後、禁断のタイガードライバー'91を本気で仕掛けに行きましたが、小橋は必死に耐えたという場面がありました。また、ロープ越しからの場外へのブレーンバスターを仕掛けるが…という場面もよくありますね。最近は本当に投げているみたいですが。
こういったフィニッシュホールドの場面や危険な場面では、「受け」を回避しても何ら違和感はないと思います。

結論です。
花道から場外へのタイガースープレックス。1メートル以上の高さが加わり、両腕をロックされたまま落とされる先はコンクリートに薄いマットが1枚敷いてあるだけ。誰がどう見ても危険極まりないです。あの毒舌エベレストの高山が思わず「うわっ!」と漏らすほどの衝撃。その危険な場面に於いて、小橋には「受けを回避する」という選択肢が明らかに許されていたはずです。もちろん確かな意識がなかったのかもしれませんが、仮に本能だけで戦っていれば、尚更危険察知能力は強いはず。
あれは小橋が「受け切る」ことを決断したんだと思います。回避する選択肢が許されていたにも拘わらず、です。そして非情のタイガースープレックスを喰らうのです。俺はビデオのリモコンを握り、何度もスロー再生しましたよ。両腕を後ろでロックされた時の小橋の表情を。そして彼の後頭部が薄いマットに叩きつけられる瞬間を。そして場外カウント19で自力でリングに戻ってきた彼を見て、久しぶりにプロレスを見て震え上がりましたよ。関係ない話ですが、四天王時代の全日には場外カウントがありませんでした(というか京平さん)。俺はそっちの方が好きだったんですが、今回は場外カウントが見事な演出をしましたね。
この場面を目の当たりにして、俺は小橋の真骨頂を見ましたね。「超」が付く危険な技を受け切る決断をしたこと、そして見事に受け切ったこと。時にはその決断が勝敗を分けることもあるんですが、それでも小橋健太の魅力は「受け切ることを決断する」ところにあると思います。その決断を一番信用しているのが、三沢光晴なのであろう…


追記
いつになったら結婚するんでしょう?
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