左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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高校野球とは
鴎年会の興奮が未だ冷めやらぬわけですが。
今回はちょっと趣向を変えて高校野球について書いてみます。
思いっきりオフシーズンのタイミングに書く内容じゃないことは気にしない。
夏の甲子園、今年も例年通り盛り上がりましたね。連覇の駒大苫小牧は見事としか言いようがありません。高校生ドラフトによって、各選手の活躍を思い出した方も多数いらっしゃったことでしょう。

その中で目玉といえば、大阪桐蔭の辻内(巨人)でしょう。高校生の左腕投手が150キロ超の球を投じる。 この事実は物凄いことです。元高校球児の俺からすれば、はっきり言ってあり得ないレベル。その投手から準決勝で16奪三振を奪われながらも、6点をもぎ取った駒大苫小牧もまたあり得ないレベル。

大半の人は「高校野球」と聞くと甲子園を思い浮かべることでしょう。まぁ夏の風物詩だし、全国放送の上にマスコミも大々的に扱うし、数々の名場面があの舞台で繰り広げられてきたし。「高校野球=甲子園」と連想するのは何ら疑う余地はありません。

ただ、俺にとっての高校野球は「地方予選の1回戦」なんだですね。もっと言うと、甲子園で繰り広げられる熱戦は完全に別世界で、常時140キロを越える球を投げたり、簡単にスタンドインさせたり、なんていう映像は何か別のスポーツに感じてしまう。

同じ野球でも、高校野球は他のそれとは一線を画してることはお分かりかと思います。日々の練習であったり、がむしゃらに白球を追う姿であったり、「負けたら終わり」というその一瞬に懸ける姿であったり、何故か高校生の模範とされる風潮であったり。中には「野球は嫌いだけど高校野球は好き」なんていう人もいるくらいです。

そうであっても、やはり甲子園は別物。ある意味高校野球を超えた高校野球。
それこそチョコボールで金のエンジェルを当たるくらい、本当にごくわずかな、ほんの一握りの世界。
内野ゴロにエラーは付き物、たまーに外野の頭を越える打球、スコアラーが四苦八苦する連係プレーや狭殺プレーのミス。地方予選に行けばこんな場面に嬉しいほど出会えるのです。コールド間近の試合で、弱小校が強豪校から1点取ろうものなら、スタンドは最高潮に盛り上がる。そんなグダグダな試合でも、観客席に陣取る暇なオヤジ連中に失笑されても、月下美人の如く全てをその一瞬に懸ける選手の姿が、その姿に一喜一憂する応援団が、俺をあの頃へとタイムスリップさせる。俺の大好きな高校野球がそこにあるのです。

残念ながら今年は1回も大会に足を運べませんでしたが、高校を卒業してから毎年1回戦の試合を見てきました。球場の外では夏に散った選手たちが人目もはばからず泣いている。マネージャーは泣きながら座り込んで動けない。
「そういえば俺もあれ以来、心底泣いたことってないな…」
毎年この光景を見る度、そう思いながら社会人になった寂しさを感じるものです。あぁ、今年はマリーンズの優勝で嬉し涙は流しましたが、悔し涙というか「努力の終焉」を感じた涙は高校以来流してませんね。

俺自身がヘタクソで、高校も弱小だったからといえばそれまでですが、地方予選(特に1回戦)こそが俺の「リアル高校野球」なんです。もっと言うと、夏の大会も含めた3年間こそが高校野球なんですよね。「今年の優勝候補はあそこだ」「あの選手はプロも注目」それもひとつの楽しみ方です。ただ、エンターテインメントにはない、全国200万人とも言われる高校球児の血と汗と涙と泥の結晶にも目を向けて頂きたい。元高校球児の切なる願いでもあります。


追記
地方予選を見に行って、プレーの質に愕然としないように。俺にしてみればあれが基本です。だからこそプロのプレーに対しては尊敬しているのです。多くの方が「内野ゴロ」で済ませるプレーを、俺は済ませられない。
野球の幅や見方が広がることは確実です。絶対に損はしないはず。ぜひ、7ヵ月後くらいにお近くの球場へ足を運んでみてください。
コメント
この記事へのコメント
なるほどなぁ
ちっす。コメント早すぎですw

読んでなるほどなぁっておもっちゃった!

ボク実は、女子中・高だったもので、プロ野球
しか見てないんですよ。塾の共学の友達が
一喜一憂しているのを懐かしく見ていたものです。

うちの学校の球技大会みたいなものかなぁ・・・
とにかく、必死に何かに打ち込んで、
泣いたり笑ったりって、あまり社会人では
ないよね。学生の特権ですね。
2005/12/20(火) 00:42:27 | URL | おにぎりまる #z8Ev11P6[ 編集]
>おにぎりまるさん
あとで読み返してみると、随分偏った視点でのエントリーだなぁとは思ってるんですが…
ある意味中・高の野球部時代が今の俺を作ったわけで、思い入れが強いのは事実です。
やっぱり「原点」って特別ですよ。
2005/12/20(火) 01:24:32 | URL | くっきー #-[ 編集]
追記の追記
強豪校と練習試合をしてボロ負けするたびに思ったこと。
「どんなに努力しても超えられないものはある」

青春真っ只中でこれを悟った時は、ある種の絶望感さえ覚えたものです。
同時に、「この世に“絶対”なんてない」という相反する信念を心の片隅に持ち始めたのもこの頃ですね。
2005/12/20(火) 01:44:50 | URL | くっきー #-[ 編集]
なんとなく
これ読んで澤井のこと考えました。
プロにある意味なり切れなかった彼を
もう一度天台で見て結局澤井に執着している自分が
なんとなくわかったような。

澤井にとってはもう一回初芝とか他の選手と
あのユニでプレーする事がどれ程必要だったか、って
考えるとなんか涙ぐんでしまうんですよね。
2005/12/20(火) 02:13:40 | URL | makoto0172 #-[ 編集]
高校野球は
実家の近所が千葉予選をする球場だったので浪人中はとにかくやかましかった印象しかないです(笑)
ま、慣れてくると夏の風物詩になりますが。

一回くらい見に行こうと思います。家から徒歩3分なので(^^ゞ
そういえば8年位前に千葉県のある高校(学校名は忘れました)がマリーンズ式の応援スタイルでビックリしたことがあります。
2005/12/20(火) 19:22:32 | URL | ふぃるめん #-[ 編集]
>makoto0172さん
最後が天台っていうのも何か感慨深いですね。
俺の中では、高校野球の聖地は未だに天台です。
恐らく澤井もそうだったんじゃないかな。
「東の澤井」を思い起こさせる球場で終わったのは彼ならではか…

>ふぃるめんさん
来年あたり増えるんじゃないですかね>マリーンズ風応援
ただ、高校野球の応援といえば、やっぱり狙い撃ちやアラレちゃん等ですよ。
2005/12/20(火) 20:32:35 | URL | くっきー #-[ 編集]
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