左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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トンボ掛けの重要性
いや、トンボ掛けの極意とかっていう意味じゃないんですけど。


グラウンドを使用した後(もしくは使用前・途中)、必ずトンボ掛けをしますよね。プロなんかは専門のグラウンドキーパーがいるんでしょうけど。
今でも草野球の終了後にトンボ掛けをしていると、つい夢中になってしまいます。
高校2年の時、人数の関係と肩の強さから必然的にキャッチャーにコンバートされた時を思い出しながら…

練習中のシートノック。
外野へのノックが終盤に差し掛かり、当然最後はバックホーム。レフト、センター、ライトと、次々と俺に送球が返ってくる中で、今でも鮮明に記憶に残るセンターからのある1本のバックホーム。

ノックの時、俺はマスクをしなかったんです。試合中、バックホームの時はマスクは投げ捨てていますからね。ノックの時も四六時中大声を出すポジションですし、ノック時のマスクは確実に不要だったんです。

ラスト1周となった外野からの返球。センターからのバックホームはショートバウンドともハーフバウンドとも判断しにくい、微妙な返球。「絶対に後ろに逸らさない」ことを常に頭に置いていた俺は、両膝を落として身体で止めに入りました。「このバウンドならプロテクターで前に落とせる」と思ったその瞬間――


すぐ目の前でワンバウンドしたボールは俺の胸ではなく、イレギュラーして顔面に直撃したのです。まるで真下からボールが来たようなその軌道。

急角度で跳ね上がった硬球は鈍い音と共に俺の鼻の付け根を直撃し、メガネは大破。その場にうずくまった俺は動くことが出来ず、先生の車で病院に直行。
幸い骨折はしていなかったものの、鼻の骨が曲がっていました。ちなみに今でも曲がっています。なもんで、新しいメガネを買うと鼻当て部分の調整に一苦労します。


グラウンドにわずかなヘコみがあったのか、小石があったのか。今となっては知る由もありません。そしてバックホームをしたセンターの彼はしきりに「ごめん」と謝罪を俺に繰り返していたのです。彼は何も悪くない。ただ、完全なイレギュラーでも当の本人は罪悪感でいっぱいだったはずです。あのイレギュラーさえなければ、何事もなかったように練習が終わっていたはずなのに…


この事故がきっかけとなり、俺は本気でトンボ掛けをするようになりました。
グラウンドを粗末にすれば、いずれは自分に還ってくる。そして他人にもそれが及んでしまう。
そう考えれば、練習・試合後の疲れている時でも、ある種面倒くさいトンボ掛けも一生懸命できるのです。


野球は「思いやりのスポーツ」でもあります。相手の捕りやすいところに投げたり、汚れたボールをズボンで拭いてから渡したり、次のバッターがキャッチャーにマスクを拾ってあげたり…
トンボ掛けも思いやりです。高校野球だと、5回裏終了後のトンボ掛けが終わると両チームとも「ありがとうございました!」と頭を下げる光景を見ることができます。球場に足を運んだ際、ぜひ見て欲しい光景ですね。


日本人の生活に深く根付いている野球。それは何気ないトンボ掛けからも、その理由を垣間見ることができるのではないでしょうか。
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