左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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成田、24年振りの秋連覇 ―いざ関東へ―
さて、千葉県秋季大会決勝戦を見に県野球場へ行ってきました。今日は昨日のような高校野球渋滞もなく、すんなりと球場入りです。

昨秋覇者・今センバツ出場の成田と今夏の覇者・夏の甲子園出場の千葉経大附という、2006年の千葉県高校野球界を彩った2校の対決となりました。この2校の関東大会出場は既に決まっているのですが、試合は白熱した好ゲームとなりました。

■決勝戦
千経附 100 010 000│2
成  田 002 020 00X│4

(千)大島、斎藤、丸-谷
(成)唐川-西田


千葉経大附のエース・内藤の先発を期待したのですが、主砲の左腕・大島が先発で少しガッカリ。成田打線は東海大望洋同様、先発9人中6人が左というところでの先発起用でしょうか。
対する成田は、何と準決勝の望洋戦で完封した唐川が連投です。これには正直驚きましたね。もうスタメン発表時からキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!です。関東大会は5日間で4試合を行う超過密日程ですから、その辺の連投を睨んでの登板なのかもしれません。何にせよ、2日連続で唐川を見れるとは思っていなかったので、この時点で軽くお腹一杯です。


成田・唐川は連投の疲れか、昨日より球の走りが悪かったように見えました。加えて序盤はストレートが指に引っ掛かりすぎて、左バッターの外角への要求がことごとく逆球となる苦しい立ち上がり。先頭打者の丸にセンター前に持っていかれると、犠打の後パスボール(サイン違い?)とサードのエラーで今大会初の失点。

ただ、ここから唐川の凄みを見せ付けられました。本調子には程遠いストレートをキャッチャー・西田が察知すると、3回からカーブとスライダーを多めに混ぜ始めます。これで千葉経大附打線の目線を外し、「大人の投球」で自分のテンポに乗り始めた感じです。
5回の失点も四球からのエンドランがセンター前ポテンヒットとなり、センターが飛び込んだためボールが転々する間に1塁ランナーが生還するという内容で、決して打ち崩されての2失点ではありませんでした。むしろ芯を食われて完璧に打ち返されたのは、9回表に大島に浴びた2ベースくらいです。

普通自チームの攻撃中、ピッチャーは2死になってからベンチ前でキャッチボールを始めます。ところがこの日の唐川は3回くらいまで攻撃中ほぼずっとキャッチボールをしていました。中盤以降に本領発揮し始めたピッチングを見る限り、この序盤のキャッチボールでピッチングを修正したように思えます。実際、中盤以降は質の高い「原点能力」を披露し、左を4人揃える千葉経大附打線に対して外角低目のストレートで完璧に抑えていきます。

苦しい状況で変化球を有効に使い、試合中にピッチングを修正してくる能力。昨日の「関東No.1ピッチャー」が見せた圧巻の投球内容とはまた違った魅力を感じましたね。


一方の千葉経大附は先発の大島が負傷によるアクシデントで1/3を投げただけで降板してしまいます。血豆か爪が割れたか、でしょう。投手力の差と言ってしまえばそれまでですが、安定した絶対的エースが先発した成田との差が出てしまいました。とは言え、6回からリリーフした丸は安定感抜群。昨日の銚子商戦でも見事な超ロングリリーフを見せましたが、フォークかチェンジアップのような沈むボールに成田打線のバットも空を切ります。もしかして丸の先発もかなり行けるんじゃないか、と思わせるほどです。


しかし西田、川村、勝田といった成田打線は強力ですね。この日も11安打を放ち、準決勝の望洋戦に続き2ケタ安打です。
見事だったのは5回裏。0死満塁から勝田の犠飛で逆転に成功すると、5番・松原がまさかのセーフティスクイズを敢行。内野手は完全に無警戒で、あっさりと4点目を奪うのです。これも勝田の犠飛の際に、2塁ランナーの西田が判断よくタッチアップで3進したからこその攻撃です。この辺のソツのない攻撃は目を見張るものがあります。

逆に千葉経大附は5回表に一時は同点となるエンドラン(1塁から生還)を決めますが、この後はチャンスらしいチャンスを作れません。9回表に松本がセンター前に弾き返し、大島が目の覚めるようなライト線への弾丸ライナーで0死2,3塁というこの試合最大のチャンスを迎えます。
ここで何故か成田の内野陣は前進守備を敷きます。2点差あるにも拘わらず、1点もやらない守備隊形を取る意味がよくわかりませんが、続く谷をサードゴロに打ち取って1死2,3塁。内野は定位置に戻ります。いや、最初から定位置だろうと。
ただ、この定位置に戻ったことが大きかった。続く内藤の打球はセカンド後方へ落ちようかという当たりをセカンド・廣田がダイビングキャッチ。これがポテンヒットとなっていれば同点は堅かっただけに、まさに成田を救ったスーパープレーでした。もちろん前進守備のままなら同点になっていたことは言うまでもありません。

最後はファーストゴロで打ち取り、唐川は9回4安打という素晴らしい内容で完投。前述した通り、打ち崩されての失点ではないだけに、むしろ完封した感覚さえありました。
もちろん丸、松本、大島といった千葉経大附打線も魅力たっぷりで、関東大会での爆発が期待されます。


さて、次は舞台を茨城に移しての関東大会になります。特に唐川を擁する成田は2年連続の関東大会優勝、そしてセンバツ出場が大いに期待できそうです。そして千葉県では初となる選抜アベック出場を実現させてほしいと思います。
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