左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
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超高校級は打線だけではなかった
今日行われた野球の試合で、日本中の注目を最も集めたと言っても過言ではないでしょう。今日甲子園にて開幕した第88回全国高校野球選手権大会、初日から珠玉のカードとなった横浜-大阪桐蔭。

ニッカン式スコア

共に強力打線が売り物の両チームですが、両チーム合わせて25安打17点というスコアは意外でしたね。序盤の締まった展開から、終盤の乱打戦という目まぐるしい展開は見応え十分。点差以上に実力差はなかったように思います。ただ実力差はなかったんですが、2つの点で差が明らかでしたね。


まずはスクイズ。
横浜は6回表、2塁打と2つの四死球で1死満塁とし、ここでスクイズを敢行。本塁がフォースプレーとなる満塁でのスクイズは非常に勇気のいる作戦ですが、大阪桐蔭の内野がセカンドゲッツーの守備隊形だったことも手伝い、一気に勝ち越し点を狙いに行きます。前述の通りセカンドゲッツー体勢だったため、ピッチャー前以外に転がせば1点という状況でしたが、外角高めのストレートを上げてしまい、ファーストファールフライでゲッツーという最悪の結果に。

対する大阪桐蔭は、6-3とリードした8回裏にエラーと2塁打で無死2,3塁とし、見事にスクイズを成功させます。まぁバント自体はピッチャー前だったんですが、ピッチャーの落司が焦ってグラブトスをミスったという感じですけど(記録は投安打)。直前の8回表に4連続四死球で1点を失い、流れが横浜に行きかけたところだったので、このスクイズが非常に大きかったですね。


もうひとつは内野守備。
前述した8回裏の大阪桐蔭のスクイズからの5得点というビッグイニングは、無死からのファースト岡田の凡エラーから始まったもの。ここからスクイズに始まり、謝敷の3ランと中田のソロという特大アベック弾に繋がっていきます。

一方の大阪桐蔭は、超高校級とうもいうべき鉄壁の内野守備。特にセカンドの謝敷に関しては、その守備範囲とグラブ捌き、身のこなしはセンスの塊。横浜が同点に追いつき、尚も逆転のチャンスで迎えた5回表1死満塁の場面も、4番福田が放った高いバウンドのショートゴロ(三遊間寄り)を、ショート丸山の無駄のない捕球→送球の流れにセカンド謝敷の素早い転送で見事なゲッツーに切って取ってます。しかも丸山の送球はショートバウンドでしたが、謝敷は何事もなかったかのように、恐ろしいまでの身のこなしで転送します。打った瞬間「ゲッツー崩れで逆転」という図が見えただけに、非常に大きなプレーでした。


この試合は横浜の強力打線や謝敷・田中を擁する大阪桐蔭の打線といった、言わば打撃が注目されていたと思います。事実、最終回まで豪打を発揮した横浜や、真ん中やや低めを見事なインサイド-アウトでバックスクリーン横へ運んだ大阪桐蔭・謝敷、ケタ違いのホームランを見せた同・中田(1打席目のショートフライも、スイングスピードが速い故の打球の高さが怪物級)など、両チームとも持ち味は発揮したように思えます。
しかし勝敗を分けたのはスクイズと内野守備という、打撃戦に比べれば陰のようなプレー。

横浜・渡辺監督は今年のチームを「攻撃は最大の防御」と評していました。ただ今日は「鉄壁の守備は最大の防御」だったわけです。どんな強豪校でも、高校野球の基本とも言える守備が明暗を分けることがあるということなんでしょう。


でも何だかんだ言って、以前書いたように甲子園大会はやっぱり「高校野球を超越した高校野球」なんだと再認識しました。県予選とは違った面白さがありますよね。
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