左打者が放つ左中間へのライナーとアーチ式コンクリートダムは、力強さと美しさを兼ね備えているという点で似ている。 Baseball is my real life!
第88回全国高校野球選手権千葉大会終了
最後にして唯一の勝者は千葉経大附属。
イコール、残りの179校全てが夏に散った瞬間。

千葉経大附属、おめでとう。間違いなく「千葉県最強打線」だったといえるでしょう。

散った179校、お疲れ様。大きな財産を得たことでしょう。胸を張ってください。


そしてこの大会を見る度に思うこと。

「敗者が残酷であればあるほど、それは美しいドラマとなる」

何とも皮肉なことか。
それでも高校野球が人を惹きつけてやまないのは、この残酷で美しいドラマがあるからなんでしょう。



1-2で負けた。
整列し、礼を終えると相手校の校歌が流れる。
俺はベンチの前に整列しながら、ただひたすら泣いていた。
相手校の校歌は、全てを懸けた夏の終焉を告げるものなのだ。
夏の終焉を相手の校歌という形で突きつけられた俺は、ただ泣くしかなかった。

果たして本当に校歌が聞こえていたのか。何を見ていたのか。全ての感覚がない。両足で立っていたのかすらも。ただ泣いていたことだけは確かだった…


俺が経験した空白の時間を、179校も経験したのだろう。
だからこそ思う。

―本当の主役は、夏に散った君たちだ―